片思いを諦めたいと思ったときの心理トレーニング

片思いをすっぱりきっぱり諦めたい！と思ったときに効果的な心理トレーニングについて、男女の心理に詳しい心理カウンセラーの沼田みえ子さんに教えていただきました。

◆手放しのワーク

目で見て彼を消し去る方法

「面談のカウンセリングで実際に使っている方法ですが、手放しと呼ばれている手法です。例えば、紙に彼の名前と、彼を連想させるものを書きます。

例えば、彼の好きなブランドの名前とか、いつもジーパンを履いていたらジーパンで良いですし、最初に出会った場所、デートしていた場所、思い出の場所など、彼を連想させるものを一つの紙に一つだけ書いていく。それをビリビリに破いてゴミ箱に捨てる。

灰皿に入れてライターで燃やすというのもよいです。もちろん、火事にはもちろん注意してくださいね。紙が燃えて消えていく様子を目で見て、自分の中の彼というものをビジュアル的に手放していきます。こうして自分の心の執着を手放していくトレーニングを行います。」

イメージの中で彼にさようなら

「目を閉じてイメージの中で、彼を大きな風船の中にいれて、空に飛ばすというイメージをする事も有効です。さようならーっと彼を飛ばしていくイメージを頭の中で行います。

または、彼との思い出、笑顔だったり、一緒に出掛けた場所とか、思い出を心の中で小さな玉手箱に詰めて、蓋をしめてキレイなリボンをかけて神様のもとに持っていって預かってもらうイメージトレーニングも効果があります。」

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◆何度も何度も自分が楽になるまで試しましょう。

「このように、目を閉じて心の中でイメージでビジュアル化するか、実際に目で見て、紙を切って小さくしてゴミ箱に捨てるか、そういうビジュアルを使って手放す事は片思いを諦めるのに有効です。

ずーーっと泣いてて落ち込んでた人が１回紙をビリビリに破いただけで、失恋から立ち直れるわけではないですが、心は意外に騙されやすいものですから、何度も上書きをしていきましょう。

彼とはもうさよならしなきゃいけないよね、さようならしようねって、自分への言い聞かせるように。

片思いだから、まだ彼のことが好きという気持ちが出てくるのは当たり前です。だから、何度も彼を風船に入れて飛ばしてみましょうと伝えたり、それでも忘れられなければ、今度はロケットに彼を縛って飛ばしてしまいましょうか、というようことにカウンセリングでは取り組むこともあります。

本当にこれで手放せるの？と思うかもしれませんが、実際取り組んでみると、あ、なんだか心が軽くなった気がするなという感覚をきっと感じられますよ。」

インタビュー・監修：沼田みえ子

http://blog.livedoor.jp/cs_mieko/

カウンセリングサービス（http://www.counselingservice.jp/）所属カウンセラー。

夫婦関係、恋愛問題が得意。

2015年1月まで2年半にわたり、アメーバーブログの「恋と仕事の心理学」において、木曜日の「もっとラブラブに」を執筆。現在はアメーバーブログの「恋愛テクニック」の金曜日「大人の恋愛術」を執筆中。皆さまのパートナーシップのノウハウをブログで配信しております。 2016年5月現在、のべ2300人の方のカウンセリングを行ない、夫婦関係の修復の実績をあげております。

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